この記事のサマリー
- 企業概要:飲食業(海鮮丼のテイクアウト専門店)/東京都港区
- 課題:オフィス街立地でランチのピークタイムを任せられるスタッフが集まらない
- 成果:求人公開後に7名・7カ国から応募。応募から12日でアルバイト1名の採用が決定し、2026年8月24日に入社
D社の事業概要
D社は東京都港区で海鮮丼のテイクアウト専門店を運営する飲食企業です。オフィス街の一角に店舗を構え、ランチタイムには行列ができる人気店として知られています。
今回募集したのは、接客・調理補助スタッフ(レジ対応・盛り付け・仕込み)のアルバイトポジション。時給1,300円〜、正社員登用の道も用意した条件で、ヨロワークの成功報酬プランを利用して募集を行いました。
導入前の課題
オフィス街立地ゆえに、学生アルバイトが集まらない
住宅街の店舗と違い、オフィス街の飲食店は近隣に「通いやすい学生」の母集団がほとんど存在しません。ランチ需要は確実にあるのに、その時間帯を回す人手が確保できないという構造的な悩みを抱えていました。
ピークタイムだけを埋められる人材が必要
テイクアウト専門店の業務は、昼の短時間に負荷が集中します。フルタイム勤務ではなく「決まった時間に確実に入ってくれる」働き方を望む人材が必要でしたが、一般的な求人媒体ではその条件に合う応募が集まりにくい状況でした。
日本語要件の設定が難しく、母集団が広がらない
外国人採用を検討する際、「日本語がどこまで必要か」の判断がつかず、要件を高めに置いてしまいがちです。結果として応募の入口が狭まり、採用に至らないという課題がありました。
ヨロワーク導入の決め手
D社が外国人採用のプラットフォームとしてヨロワークを選んだ理由は、母集団の「厚さ」と「多様さ」でした。
- 登録者数は40万人以上、出身は246の国と地域にわたる
- 導入企業は4,000社以上、全国47都道府県で活用されている
- 登録者のうち約70%が職種制限のない在留資格を保有しており、飲食業の求人でも幅広く応募が期待できる
- 年齢層は20〜30代が約70%。短時間シフトを担う層と、経験を積んだ層の双方にリーチできる
- スカウトの平均応募率は3.2%。応募を待つだけでなく、能動的にアプローチできる
- 転居に前向きな登録者が75%を占めるため、通勤圏の制約が採用の壁になりにくい
加えて、応募者は全員が日本在住・就労資格ありで、在留資格の確認も済んでいます。「採用してから在留資格が合わないと分かる」というリスクを回避できる点も、初めて外国人採用に取り組む企業にとって大きな安心材料となりました。
導入後の成果
求人公開後、7名・7カ国から応募が集まりました。在留資格別では「特定活動(就職活動)」が最多の3名、次いで「留学」が2名。国籍もアジア圏に限らず、ヨーロッパ・オセアニア・北米まで広がりました。年齢層も30〜40代が3名(全体の約43%)と、飲食のアルバイト求人としては珍しく厚みのある構成になっています。
その中から採用が決まったのは、次のような人材です。
- 国籍:ミャンマー/36歳・女性
- 在留資格:特定活動(就職活動)※資格外活動許可あり/在留期限 2027年7月9日
- 日本語能力:日常会話レベル(N3相当)
- 居住地:東京都豊島区
- 経歴:大学卒業後、日本語学校を今春卒業予定。ホール・調理・洗い場・販売・接客と、飲食業の主要な工程を一通り経験
- 雇用形態・月給等:アルバイト(時給1,300円〜/正社員登用あり)
- 応募経路:ヨロワークからの直接応募
- スピード:2026年8月12日に応募 → 12日後の8月24日に入社
ポイントは、日本語要件の書き方です。求人票では「N3相当」と表記しつつ、その根拠として「レジでの簡単な接客が中心で、難しい漢字を書く業務はほとんどない」と業務の実態まで明記しました。この一文があることで、日本語レベルに自信がない層も応募をためらわず、結果として7カ国という広い母集団が形成されました。
また「40代・50代の応募も歓迎」と添えたことで、30〜40代の経験者層が動きました。採用に至った人材も、飲食経験をフルセットで持つ36歳。オフィス街の昼のピークを腰を据えて回せる層に届いた事例です。
担当者からのメッセージ
「正直なところ、オフィス街の立地では学生アルバイトの応募はほぼ期待できず、昼のピークをどう回すかが数年来の課題でした。外国人採用も検討はしていましたが、日本語がどのくらい必要なのか自分たちでも整理できておらず、要件を高く書いては応募が来ない、という状態が続いていました。今回は『レジ中心で難しい漢字を書く業務はない』と業務の中身まで書き切ったところ、7カ国から応募をいただきました。採用した方は飲食の工程をひと通り経験されていて、初日から手が動く。応募から12日で入社が決まったスピードにも驚いています。求人票の書き方ひとつで、来てくれる人がここまで変わるのだと実感しました」
まとめ:この事例から学べる3つのポイント
- 日本語要件は「レベル表記」ではなく「業務の実態」で書く
「N3相当」だけでは応募者は自分が該当するか判断できません。「レジでの簡単な接客が中心」「難しい漢字を書く業務はない」と具体的に書くことで、同じN3表記でも母集団は大きく広がります。実際にアジア圏を越えて7カ国から応募が集まりました。 - 「特定活動(就職活動)」は飲食の短時間シフトと相性が良い
日本語学校や大学を卒業して就職活動中の層は、資格外活動許可により週28時間の就労が可能で、在留期限まで一定期間働けます。留学生に比べて見落とされがちですが、今回は応募最多の在留資格でした。ピークタイムだけを埋めたい飲食店にとって狙い目のセグメントです。 - 年齢の上限を書かないだけで、経験者層が動く
「40代・50代の応募も歓迎」と添えた結果、30〜40代が応募全体の約43%を占めました。採用に至ったのも飲食経験をフルセットで持つ36歳。若手に絞った求人票では届かない層に、一文の追加でリーチできます。

