「運転免許があればOK」──
N3以上のアメリカ人永住者が
グループホームの送迎ドライバーに採用された理由
介護業界で外国人を採用しようとするとき、多くのコンサルタントが「介護系は難しい」と諦めていませんか?
千葉県船橋市の「A社」では、介護経験ゼロ・N3程度の日本語力のアメリカ人永住者(37歳)が、グループホームの送迎ドライバー兼事務員として採用されました。Wワーク可・シフト自由という条件が、複数の仕事を掛け持ちする外国人のライフスタイルにもぴったりフィットした事例です。
どんな企業が、何に悩んでいたのか
千葉県船橋市(高根木戸エリア)でグループホームを運営するA社は、利用者を安全に送迎できるドライバーの確保に苦戦していました。介護業界特有の人手不足に加え、ドライバー職は運転免許という特定スキルが必要なため、日本人からの応募も限られていたのです。
そこで企業が打ち出したのが「介護経験不問・運転免許があればOK」という思い切った条件設定。利用者との日々のやり取りも「どこが痛いですか?」「到着しましたよ」といったシンプルなコミュニケーションが中心で、流暢な日本語は必要ない業務だという判断でした。
また、Wワーク可・シフト自由という柔軟な勤務体系は、業務委託や複数の仕事を掛け持ちしている外国人にとっても魅力的な条件として機能しました。
※イメージ写真
求めていた人物 vs. 実際に採用した人物
「運転できること」が最重要条件。それ以外のハードルを下げたことで、想定外の出会いが生まれました。
| 求めていた人物像 | 実際に採用した人物 採用 | |
|---|---|---|
| 必須スキル | 運転免許保持・運転可能な方 | 運転免許あり・業務委託経験あり Wワーク中の複数業務経験者 |
| 日本語 | N3相当(日常会話) | N3相当 送迎業務はシンプルな会話が中心 |
| 介護経験 | 不問(ゼロでもOK) | 介護経験ゼロ 送迎・買い物同行・見守りが中心業務 |
| 在留資格 | (条件なし) | 永住者 就労制限なし・長期定着が見込める |
| 雇用形態 | アルバイト(正社員登用あり) | アルバイト採用・Wワーク可 シフト自由で複数の仕事と両立 |
採用が決まるまでのストーリー
ヨロワークへの掲載後、アメリカ国籍・永住者の37歳男性から応募がありました。複数の業務委託仕事を掛け持ちしていた彼にとって、Wワーク可・シフト自由という条件は「今の生活スタイルに完全にフィットする」求人でした。
面接では運転への支障がないことを確認。日本語はN3相当ではあるものの、送迎業務で必要なコミュニケーションは「到着しました」「今日のご体調はいかがですか」といったシンプルなやり取りが中心であることを企業側も理解していたため、問題なし。
企業の西島代表は「一番求めたのは運転ができること。その条件を満たす方で、真面目に業務をこなしてくれる方であれば国籍は関係ない」と語っています。実際に採用後は「日本人以上に驚くほど真面目で几帳面」との評価を得ており、夜勤・送迎の両方を安定してこなす即戦力として現場に貢献しています。
「介護・福祉業界は慢性的な人手不足が続いており、外国人採用のニーズは非常に高い。送迎ドライバーという職種は日本語コミュニケーションが限定的で、介護経験も不要なため、外国籍の方にも応募しやすい数少ない入口のひとつです。Wワーク可・シフト自由という条件は、業務委託系の外国人や、特定活動など時間調整しやすい在留資格の方にも刺さりやすい。居住地が近い応募者への提案効果も高く、介護×外国人採用の新切り口として今後も積極的に展開したい。」
この採用で学べる5つのポイント
まとめ:介護×外国人採用の新切り口は「送迎ドライバー」
今回の事例が示しているのは、介護系求人でも「送迎ドライバー」という職種なら、N3程度の外国人が介護経験ゼロでも採用できるということです。
「Wワーク可・シフト自由」という条件は複数の仕事を掛け持ちする在留外国人のライフスタイルにマッチし、「運転免許があればOK」という間口の広さが新しい応募者層を引き込みます。永住者という安定した在留資格が、企業側の長期定着への期待にも応えています。
介護×外国人採用の新切り口として、ぜひ積極的に提案してみてください。

