愛知県の外国人雇用は急速に変化しており、2025年10月末時点での外国人労働者数は249,076人で、前年比で19,449人の増加を記録しています。
そのため、愛知県では外国人雇用の増加や訪日外国人観光客の増加に伴い、多様な支援策や制度が整備されています。この記事では、愛知県の外国人雇用に関連する補助金や助成金の概要を詳しく紹介します。
外国人雇用企業や介護事業所、観光関連事業者など、さまざまな組織が利用できる制度がありますので、ぜひご一読ください。
※外国人採用の方法を知りたい方は以下の記事をご覧ください↓
外国人採用の流れ|採用方法、メリット・注意点を完全解説!
愛知県の外国人雇用の現状
愛知県の外国人雇用の現状は、近年急速に変化しています。
2025年10月末時点での外国人労働者数は249,076人で、前年比で19,449人の増加を記録し、8.5%の伸びを示しています。

(出展元)令和7年10月末時点における愛知県の「外国人雇用状況」の届出状況について|愛知労働局
国籍別で見ると、ベトナムが60,369 人で最も多く、次いでブラジルが44,827 人、フィリピンが35,295 人となっています。
在留資格別では、「身分に基づく在留資格」が最も多く、次いで「専門的・技術的分野の在留資格」となり、「特定活動」では数が多くはありませんが前年比で見ると34.3%の増加率となっています。
産業別では、特に製造業が外国人労働者の多くを占め、次いでサービス業、卸売業・小売業と続いています。
外国人を雇用する事業所は28,976所で、30人未満規模の事業所が多数を占め、これが多様な雇用機会の存在を示唆しています。
地域別には名古屋地域が最も外国人雇用事業所数と外国人労働者数が多く、製造業が主要な雇用産業であることが窺えます。
在留資格別では永住者や技能実習生が製造業で活躍し、特に技能実習の外国人労働者が48,162人で全国1位となっています。
愛知県は製造業を中心に外国人労働者が多く活躍しており、ベトナムやブラジル、フィリピンなどの国籍別でも製造業が主要な雇用分野となっています。
愛知県は外国人雇用において重要な地域であり、製造業が主要な雇用分野であることが明らかです。
愛知県の外国人労働者の特徴を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

愛知県の外国人雇用で使える助成金・補助金一覧まとめ
ここからは、愛知県の外国人雇用で使える補助金・助成金一覧まとめを紹介していきます。
福祉人材育成支援助成事業
福祉人材育成支援助成事業は、従業者のキャリアアップを支援するために設けられた制度です。この助成事業では、事業所が負担した試験受験料や研修受講料の4分の3を助成し、助成額は事業所のサービス種別に応じて最大20万円までとなります。
申請時の注意事項
1. 事業開始日(試験の場合は試験日、研修の場合は研修初日、自宅学習から始まる研修の場合は教材到着予定日)の10日前までに申請書を提出する必要があります。申請は受理され、交付が決定されるまでに約10日前後かかります。交付が決定された後に行われた事業が助成の対象となります。研修などの申込みや受講料の支払いは、交付決定前に行っても差し支えありません。
2. 申請書内の押印が令和2年12月から廃止されたため、口座振替登録番号の記載が必要です。
3. 令和8年3月31日までに事業が完了し、経費の支払いが完了した場合に申請が可能です。助成金を受け取るためには、経費支払いを証明する領収書の写し等が必要です。
申請時の必要書類
- 交付申請書(事業の内容と経費が分かる書類を添付)
- 計画書
- 口座振替登録票(口座登録がない場合)
- 委任状(口座登録内容と異なる場合)
- 変更(中止)申請書(必要な場合)
報告時の必要書類
- 完了報告書
- 事業所が経費を支出したことが分かる書類
- 請求書
助成金額
助成限度額は、事業所のサービス種別によって異なります。
訪問介護や通所介護などの一部のサービスでは最大で10万円、介護老人福祉施設や介護医療院などでは最大で20万円の助成が可能です。
| サービス種別 | 助成 限度額 |
|---|---|
| 訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所介護、通所リハビリテーション、短期入所生活介護、短期入所療養介護、居宅介護支援、介護予防支援、障害福祉サービスの居宅介護(重度訪問介護、同行援護、行動援護を含む。)、計画相談支援(地域移行支援・地域定着支援を含む。) | 100,000円 |
| 地域密着型サービス(各種)、特定施設入居者生活介護 | 150,000円 |
| 介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院 | 200,000円 |
申請方法
郵送とオンライン申請が可能です。
オンライン申請では、交付申請、変更申請、中止申請、完了報告・請求に関する申請はそれぞれ異なるURLから行うことができます。
申請書提出先・問い合わせ先
健康福祉局介護保険課(訪問介護や介護老人福祉施設などのサービス種別)と健康福祉局障害者支援課(居宅介護や計画相談支援などのサービス種別)です。
(参考)令和7年度福祉人材育成支援助成事業について | 介護・障害情報提供システム
外国人技能実習生(介護職種)受入支援事業補助金
「外国人技能実習生(介護職種)受入支援事業補助金」は、名古屋市が実施するプログラムで、介護事業所などが外国人技能実習生を受け入れる際の負担を軽減することを目的としています。
助成内容
外国人技能実習生の受入を行った事業所が負担する「入国後講習」に係る費用(講習費、宿泊費、光熱水費など)の3/4を、1人あたり最大12万円まで補助します。
※補助金の対象には食費は含まれません。
申請時の注意点
・交付を希望する事業所は、対象事業開始前までに交付申請書を提出する必要があります。
(事業実施する2週間程度前までに提出すること)
・申請書に口座振替登録番号の記載が必要です。
・事業は令和7年4月1日から令和8年3月31日までの間に開始し、完了する必要があります。
申請時の必要書類
- 交付申請書(事業の内容と経費が分かる書類を添付)
- 補助概要
- 介護職種に係る技能実習計画認定申請に係る書類の「技能実習計画」の写し
- 介護職種に係る技能実習計画認定申請に係る書類の「申請する技能実習計画の対象となる技能実習生の名簿」の写し
- 介護職種に係る技能実習計画認定申請に係る書類の「入国後講習実施予定表」の写し
- 「技能実習計画 認定通知書」
- 入国後講習の費用が分かる書類
- 入国後講習を受講する研修施設の書類(パンフレット等)
- 委任状(請者の委任を受けた受任者からご請求の場合で、本市に委任状登録をしていない場合)
- 変更(中止)申請書(必要な場合)
報告時の必要書類
- 実績報告書
- 補助概要
- 請求書
- 入国後講習の費用が分かる書類
- 入国後講習の修了が確認できる書類
- 技能実習生の在留ビザの写し等(在留カードでも可)
申請方法
郵送とオンライン申請が可能です。
オンライン申請では、交付申請、変更申請、中止申請、完了報告・請求に関する申請はそれぞれ異なるURLから行うことができます。
補助対象事業所
1. 外国人技能実習生の受入を行う老人福祉法・介護保険法関係の事業所(窓口:健康福祉局介護保険課)
2. 障害者総合支援法関係の事業所(窓口:健康福祉局障害者支援課)
3. 児童福祉法関係事業所等(窓口:子ども青少年局子ども福祉課)
申請書提出先・問い合わせ先
申請書の提出先や問い合わせ先は、各事業所の関連部署になります。
具体的には健康福祉局高齢福祉部介護保険課、健康福祉局障害福祉部障害者支援課、子ども青少年局子ども福祉課に問い合わせる必要があります。
(参考)令和7年度外国人技能実習生(介護職種)受入支援事業補助金について | 介護・障害情報提供システム
外国人介護人材等導入支援事業補助金
名古屋市内の施設で「初めて」外国人を雇う場合の初期費用を大幅にカットできる補助金です。
助成金の目的
外国人介護人材を「初めて」雇用する事業所に対し、1人目の雇用にかかる初期費用(紹介料、ビザ代など)を補助し、受け入れを促進するための補助金です。
注意事項
「事業所単位」で初めての雇用であれば対象です(法人の別施設で雇用実績があっても可)。
交付決定の「後」に支払った経費のみが対象です。先に支払ったものは対象外になります。
申請時の必要事項
交付申請書、導入計画書、経費の見積書等、口座振替登録、委任状(該当する場合)。
報告時の必要書類
実績報告書、導入実績明細書、請求書、外国人材との雇用契約書(写し)、監理団体等との契約書(写し)、対象経費の支払いが分かる領収書等。
助成金額
対象経費の3/4(1事業所あたり上限55万円)。
申請方法
郵送とオンライン申請が可能です。
オンライン申請では、交付申請、変更申請、中止申請、完了報告・請求に関する申請はそれぞれ異なるURLから行うことができます。
申請書提出先・問い合わせ先
名古屋市役所健康福祉局高齢福祉部介護保険課
TEL:052-972-2537
(参考)令和7年度外国人介護人材等導入支援事業について| 介護・障害情報提供システム
愛知県外国人介護人材受入促進事業
愛知県が県内の介護施設向けに行っている、入社後の「定着」と海外での「獲得」をサポートする補助金です。
補助金の目的
外国人スタッフの現場への定着(翻訳機の導入など)や、海外での人材獲得(現地説明会や学校訪問など)にかかる経費を補助するため。
注意事項
必ず「事前協議」が必要です。指定期間(例年6月〜7月頃)に事前協議書を出し、県から「内示」を受けてから正式な申請に進みます。
購入する備品は「単価30万円未満」である必要があります。
申請時の必要事項
事前協議書、事業計画書、所要額調書・内訳、金額の根拠資料(見積書・カタログ)、外国人材との雇用契約書(※定着促進事業の場合)、活動計画書(※定着促進事業の場合)。
報告時の必要書類
実績報告書、対象経費の支払いを証明する書類(領収書等)、導入した機器の写真や活動記録など。
補助金額
定着促進事業:補助率3/4(上限22.5万円)。
獲得強化事業:補助率10/10(上限50万円)。
申請方法
事前協議は「郵送のみ」。
申請書提出先・問い合わせ先
愛知県 福祉局 高齢福祉課 介護人材確保グループ
TEL:052-954-6814
愛知県 海外人材確保支援事業(Start in Aichi)
こちらは現金をもらう「助成金」ではなく、通常なら数百万円かかる採用活動を「無料」でサポートしてくれる支援事業です。
助成金の目的
愛知県内の中小企業と、海外(ベトナム・インドネシア等)の優秀な人材とをマッチングし、オンライン合同説明会やインターンシップを通じて採用を支援するため。
注意事項
「高度外国人材(正社員)」の採用を検討する企業が対象です。
お金(現金)が支給されるわけではありませんが、マッチング手数料やイベント出展料が無料になり、インターンシップ時の渡航費等の実質的な補助が受けられます。
申請時の必要事項
参加申込フォームへの入力、事務局との事前面談(ヒアリング)。
費用
無料(現金支給なし) ※インターンシップ等の手厚い伴走支援あり。
申請方法
専用Webサイト(Start in Aichi)のフォームからエントリー。
(参考)愛知県海外人材確保支援事業 | Start in Aichi
愛知県の外国人採用と助成金活用に関するよくある質問
- Q愛知県や名古屋市で、初めて外国人を雇用する際に活用できる補助金はありますか?
- A
名古屋市内の介護事業所であれば「外国人介護人材等導入支援事業補助金」が利用可能で、1人目の雇用にかかる紹介料やビザ取得費用などの初期費用に対し、3/4(最大55万円)の補助を受けることが可能です。
- Q外国人スタッフの現場定着や日本語スキルの向上を支援する制度はありますか?
- A
愛知県の「外国人介護人材受入促進事業」では、翻訳機やコミュニケーションツールの導入経費の3/4(最大22.5万円)が補助されるほか、介護福祉士の資格取得や研修受講料を支援する「福祉人材育成支援助成事業」なども活用できます。
全国が対象の助成金
愛知県以外にも、全国の企業が対象となる助成金があります。
主に厚生労働省が管轄しており、助成の目的に合わせた助成金を選択することができます。
詳しくは【2025年最新】外国人雇用で使える助成金一覧からご確認ください。

まとめ|愛知県の助成金・補助金を活用してコストを抑えた外国人雇用を実現
愛知県の外国人労働者数は2025年10月末時点で過去最多の249,076人に達し、製造業や介護現場を中心に需要が急増する中、採用初期から定着フェーズまでの公的支援を戦略的に活用することが、コストを抑えた安定的な雇用体制の構築に繋がります。
本記事で紹介した愛知県・名古屋市の支援制度と、現状のポイントは以下の通りです。
- 全国有数の外国人雇用市場
愛知県の外国人労働者数は約25万人(前年比8.5%増)と拡大を続けており、特に技能実習生の数は全国1位を記録するなど、外国人材が地域経済の重要な担い手となっています。 - 初めての雇用を後押しする初期費用補助
名古屋市の「外国人介護人材等導入支援事業補助金」では、1人目の雇用にかかる紹介料やビザ代等の3/4(最大55万円)が補助され、採用コストの壁を低く抑えることができます。 - 教育・定着支援の充実
外国人スタッフの技能実習における入国後講習(最大12万円)や、翻訳機等の備品導入(最大22.5万円)など、実務に即した教育・定着コストへの補助が各自治体で用意されています。 - 高度人材のマッチング支援
現金給付ではなく、インターンシップやオンライン説明会を通じた採用活動を「無料」でサポートする「Start in Aichi」など、高度外国人材の獲得に向けた選択肢も存在します。
愛知県の外国人雇用に関する助成金・補助金を活用した外国人雇用を進めていきましょう。
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愛知県の外国人労働者が25万人を超え、多様な人材が活躍する中で、国籍に関わらず「現場で求められるスキルと日本語能力を持つ人材」を確実に確保することが、安定した事業運営の鍵となります。
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